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会社員トレーダーが暴落時に資金を守る方法

株のトレードで暴落時に資金を守る方法をを知りたいですか?相場に張り付かなくても資金を守る方法を解説します。具体的にスマホアプリを使用した設定方法を紹介しています。今回は、トレードをする場合の資金の守り方、ロスカットについて解説しています。

目次

会社員トレーダーの特徴

トレード

会社員トレーダーの特徴

日中、仕事中は相場を見ることができない

含み損が発生したとき、買値に戻るまで放置する

銘柄のネガティブなニュースを聞くと株価が気になる

みなさん、思い当たるところはありませんか?

以前の私は、投資は個別株を買うことだと思い込み、買った株の含み損を1年以上放置していました。証券口座を見ないようにして、含み損はなかったものとして忘れようとしていました。

日中は相場を見ることができない

ほとんどの会社員の方は、日中、仕事をしているため相場を見ることができないと思います。

スマホがあるので、休憩時間やトイレに行った時に見ることができる人もいるかもしれませんが、いつ暴落が始まるかは誰も予想ができません。

暴落時に損をしたくない

特に初心者の株トレーダー、投資を始めて間もない人は、含み損は売却しない限り損ではない。と思っていませんか?

なるべく損したくないので、含み損を抱えたまま売却せずに保有する。

なけなしの資金で銘柄を購入したので、一円でも損失が出れば負けたような気がする。

しかし、含み損を抱えた銘柄が、いつ買った価格まで戻ってくるか、誰もわかりません。

1年後、3年後、5年後、買った価格まで回復しているでしょうか?

自動売買で資金を守る方法とは?

証券会社の自動売買機能

日中に相場を見ることができない人でも使える、証券会社には自動売買機能があります。

この機能をうまく利用することで、相場に張り付かなくても売買することが可能です。

自動売買機能のうち、「逆指値の指し値注文」について紹介します。

「逆指値の指し値注文」を理解することで、急な暴落時に資金を守ることができます。

逆指値の指し値注文

逆指値注文とは、

「買いで保有している株価がある価格まで下がったら、自動で売り注文を入れる機能です」

例えば、1000円で買った銘柄の現在値が1000円として、990円を下回った場合は、売り注文指値989円の注文を入れる。
株価が上昇してく場合は、売り注文は実行されません。

このように、損を確定して大きな損失にならないようにする。

このような売買方法ををロスカットと言います。

証券会社によって利用できる自動売買機能は異なりますが、今回紹介している「逆指値の指し値注文」は、ほとんどのネット証券では利用できます。

各証券会社でホームページのデザイン、アプリのデザインが異なるので、使い方が異なります。

メインで利用する証券会社を決めて、実際に使ってみると良いと思います。

この記事の後半で紹介します。

ロスカットとは、損を限定させて資金を守ること

このような注文を「ロスカット」と言います。

ロスカットする目的は、2つあります。

(1)損失を確定させて、銘柄を売却することで資金の大半を守るため。これ以上損失が増えないようにする。

(2)資金を回収することで、他の条件の良い銘柄にエントリーができることで、機会損失を回避するため。

指し値注文が成立しなかったときは、翌日、寄り付き成行売り

株価の下落の勢いが強くて、指し値注文よりも下がって約定しない場合があります。その場合は、翌日、寄り付き成行売りをします。

見込みの損失よりも大きくなる可能性がありますが、資金の大半を回収することが目的です。

株のトレードでは、銘柄に惚れ込んでしまうと、冷静な判断ができなくなります。銘柄とは適度な距離間を保ちましょう。

「もう少し我慢すれば、上昇するのではないか?」

「昨年度よりも決算が良かったので、このあと株価は上昇するのではないか?」

そのように思うこともあると思います。

私もそのように思うことがありました。

しかし、デモトレードをおこなったり、実際のトレードの経験が増えると、そのまま大きく下落していくことも経験します。未来は誰にもわかりません。

逆指値の注文例

実際に逆指値注文の方法を紹介します。

ここでは、ネット証券大手のSBI証券と楽天証券のスマホアプリを使った注文方法です。

私は、SBI証券で株トレードを行なっています。今回紹介する「逆指値の指し値注文」以外に、会社員トレーダーにとって嬉しい自動売買機能があるためです。

SBI証券での注文方法

逆指値の売り注文の例を紹介します。

シンバイオ製薬の株を200株保有しています。

現在値831円。逆指値794円。指し値注文734円。

株価が794円以下になったら、売り指し値793円の注文を出す。

執行条件は、引けまでに成立しなかった場合の条件。

期間は、当日、逆指値の条件が成立しなかった場合、翌日以降も同じ注文条件を継続するか?を指定します。

この例の場合は、2022年3月4日まで、注文を継続します。

逆指値の売り
SBI証券 株アプリの注文画面

楽天証券での注文方法

楽天証券での注文方法は、準備中です。

まとめ

いつ暴落が発生するかわかりません。

逆指値の指し値注文を入れることで、暴落時に資金の大半を守りましょう。逆指値の指し値注文のことを「ロスカット」と言います。

ロスカットとは、損失を受け入れて資金の大半を守ることです。

守った資金で、他の条件の良い銘柄にエントリーできるかも知れません。機会損失を回避します。

エントリーしたら、忘れずに自動売買機能で「逆指値の指し値注文(ロスカット)」を入れましょう。

エントリー条件とロスカットを同時に注文する自動売買機能もあります。(これは別の機会に紹介します)

ロスカットを躊躇するようでは勝てるトレーダーになることはできません。

ロスカットの費用は保険料と思ってください。

去年まで火災がなかったからといって、今年以降の火災保険に入らない人はいないはずです。

ロスカットした後に、株価が上昇して悔しい思いをすることもあります。株のトレードとはそう言うゲームです。

何かのお役に立てたら嬉しいです。共にがんばりましょう。

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